モチベーションアップには
六年生になる前に、色々な学校の文化祭や学校説明会、部活体験会などに積極的に繰り出すことを強くお勧めします。
六年生になると入試説明会やら模試やら土日特訓(栄光ゼミナールでは難関ゼミに参加)やらで忙しくなり、親子一緒に動ける時間を確保することが難しくなります。
子供が気に入った部活を見つけたり、先輩達や学校の様子を見て憧れたりと、勉強のモチベーションを上げるきっかけをつかめることが多いですし、三年生~五年生の間に志望校を明確に意識できる効果は多大です。
息子も毎年、いろんな学校の文化祭に行って、部活動を体験したりして、楽しんでいました。
早めに本当に行きたい志望校を決めることは、モチベーション的にも戦略的にも、より優位に立てることは間違いないです。
早めに憧れの学校が見つかれば見つかるほど、その分背伸びしても届く可能性は高まりますので。
そして、不思議と何回も行っていると、そのうちその学校に通うんだという思いや実感が湧いてきます。
成績に差が出てくる時期
五年生までは塾で習ったことを覚えて、それなりに復習さえしていれば、テスト範囲も基本的には
限定的なことが多いので、ある程度の成績はキープできます。
しかし、六年生になると今まで積み上げてきたものの原理・原則を本当に理解していたかどうか、
本当に興味を持って取り組めていたか、きちんと定着できていたかで、どんどん差がついてきます。
本質的な理解が不足していて、暗記に頼っていた場合、六年生になるとそれまで習ったことをすっかり忘れてしまっていて、テスト前の勉強だけでは広い範囲はリカバリーできず、結果、模試の成績が伸び悩む生徒が出てきます。
その場合、それまでの勉強方法を見直す必要があるかもしれません。
成績が順調に伸びてきた場合は、本質的な理解がきちんと出来ていた証拠ですので、その調子で基礎をみっちりと固めつつ、苦手分野にこの時期に取り組んでおけば十分かと思います。
六年生になると忙しい
いよいよ六年生のカリキュラム開始となる五年生の2月から3月にかけては、塾からその年の中学受験の動向や出題傾向・合格実績などの報告がセミナー等の形で開催され、その場で分厚い資料が配付されます。
栄光ゼミナールでも親向けのセミナーが開催され、私も横浜近辺まで出向きました。
このセミナーには必ず出席しましょう。
中学受験の問題にも流行があり、少しずつ傾向が変化します。
また、午後入試や算数1科目入試の新設など、受験方法や日程の変更予定の情報が入手できたりします。
あとは学校によって、出題傾向がかなり異なることもわかります。
安全校、適応校、チャレンジ校の3校を受験するのが標準的なパターンだと思います。
これら受験校の出題傾向が全く違うと、それだけ準備に負荷がかかることになり、非効率になりますので、併願校についても早めに塾の先生に相談することをお勧めします。
このあたりは特に大手塾であれば、情報やノウハウがありますので、活用しない手はありません。
私もこの時期から受験候補校の過去問に目を通して、各校の出題内容・傾向について確認していました。その上で、塾の面談で先生にも確認し、情報を引き出していました。
どうやって志望校・併願校を決定し、具体的にどのように出題傾向を分析し、対策を行えば良いのか悩まれている親御さんもいらっしゃるかと思いますので、詳しくは別途記事にしたいと思います。
【中学受験】過去問分析・対策の考え方 ~問題との相性が合否に直結~
そして6年生の4月~6月になると、文化祭、学校説明会、オープンスクール、部活体験会などに親子で一緒に出向くことができるほぼ最後のチャンスとなります。
人気中学は先着順や抽選などで決まる場合もあるため、早めの情報収集と申し込みが必要です。
秋以降は、毎週の土日特訓や模試、過去問などで、時間的余裕が全くなくなります。
息子もこの時期ほぼ志望校を絞れていたので、それらの学校説明会や部活体験などに参加しました。
そして、イメージ通りかどうか、違和感ないかどうか、親子で最終確認し、夏を乗り越えるパワーを貯めていました。
いよいよ天王山の夏
6年生の夏休みは中学受験の天王山と言われますが、まさにその通りで勝負の分かれ目となります。
栄光ゼミナールでは、夏休みは普段の教室での夏期講習会と「栄光の森」という他教室の生徒一同集めて行う短期集中特訓の合宿・講習会があります。
息子の場合、夏休みはそれらの夏期講習と「栄光の森」の授業と復習、コンプリーションという副教材を計画的に夏休み中に繰り返し行い、間違えたところを徹底的に潰していました。
他には全く何もできません。それだけで一日8時間~9時間かかっていたと思います。
他の教材や参考書、過去問等にも夏休みは一切手をつけていません。これで十分です。
あれこれ手を広げるより、信じた教材を繰り返し何回も反復して定着を図ることが重要です。
また、6年生の夏休みは基本を定着させ、苦手分野をじっくり潰す最後のチャンスとなります。
次の記事はこちら↓
天王山となる夏休みの過ごし方については、下記の記事を参照ください。
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