【中学受験】過去問分析・対策の考え方 ~問題との相性が合否に直結~

校風と入試問題傾向分析

過去問分析・対策はなぜ大切か

同じ神奈川の学校とは言っても、当然ではありますが神奈川男子御三家の入試での出題傾向はかなり異なります。

これだけの難関校となると基礎を固めておくのは言うまでも無く、秋からの過去問演習で磨きをかけていくわけですが、過去問とお子様の相性というのはどうしても無視できないものとなります。

実際の入試を通して感じたのですが、模試で偏差値がどうであったとしても、その学校で結局合格するのは当日のその学校の入試問題でいかに点数を取れるかどうかであるということです。

当たり前のことですが、実際、偏差値は届いていなくても、志望校の入試問題傾向を分析し、きちんと対策をとって一発逆転合格する子供がいるわけで、またその逆もしかりです。

偏差値に余裕があっても、過去問対策をおろそかにしていると足元をすくわれます。

難関校ではあまりありませんが、中堅校だと入試説明会で科目毎に「この単元ははきちんと勉強しておいてください」という感じでかなり具体的に出題範囲のヒントをくれる学校が多いです。

第一志望の子は、そのヒントに合わせてきちんと対策を取ってくるので、本命でない学校であればあるほど実は油断禁物といえます。

よって、併願校はできるだけ出題傾向が似ている学校を選ぶことも、大切な作戦となります。

本質的に一番重要なのは、「入試問題は学校からのラブレター」だということです。

入試問題を通して学校がどういう子に入学して欲しいのかわかります。

コツコツと勉強してきた真面目な子が欲しいのか、思考力がある思慮深い子が欲しいのか、処理能力が高く注意力のある子が欲しいのか。

是非、親御さんも志望校の問題を見て(教える必要は全くありません)、学校が何を求めているのか感じてみて、対策を立てるのはもちろんですが、我が子に合うかどうか考えてみて欲しいです。

合わない学校に例え合格しても、入学してから6年間つらい学校生活を送ることになりかねません。


過去問分析・対策の考え方

私は下記の書籍を参考に過去問分析の仕方を学び、実際の過去問を見ることで、子供と一緒に対策を考えました。

安浪 京子著 「中学受験 大逆転の志望校選び 学校選びと過去問対策の必勝法55」  文藝春秋

大きく「志望校選び編」と「志望校対策編」に分かれています。

「志望校対策編」では、算数では「典型題か思考題か」「一題にかけられる時間」、国語では「記述が多いか少ないか」と偏差値との二軸分布を行ったマトリクスが記載されています。

処理能力を求められているかどうかは、入試対策として重要な鍵をにぎります。

じっくり型の思考力を試される学校と典型題で処理能力を求められている学校の両方の対策を行うのは、当然負荷がかかりますし、相反する特性だけに両方の対策の効果が出せるかどうか難しいところです。

併願校の出題傾向が似ている学校であれば、それだけ入試対策も効率的に同じ方法で行うことができ、相乗効果を上げることができます。

ですので、あまりに出題傾向が異なる学校を併願するのは考えどころとなりますので、塾の先生とも相談して、作戦と勝算をもって志望校対策にとりかかるようにするのがお勧めです。

神奈川御三家の具体的な校風、出題傾向については、次の記事でまとめます。
マトリクスからみた神奈川御三家の校風と出題傾向

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