【中学受験】後悔しない戦略的併願スケジュールの組み方 徹底解説

勉強法と親の関わり方

併願作戦次第で結果が大きく変わる

こんにちわ、よっしーです。

効率的に最大の効果をあげるための過去問の取り組み方について前回記事にしました。

【中学受験】効果的な過去問の取り組み方 徹底解説

過去問を実施する学校を決めるためには、行きたい学校をきちんと選ぶことが大前提となりますが、最終的には、どのような併願スケジュールを組むかによって、入試結果を大きく左右してしまうことに気をつけなくてはなりません。

同じ偏差値で第一志望が同じでも、併願スケジュールの組み方次第で、勢いにのって良い結果が得られるケースと、勢いに乗れずに実力を発揮できないまま悪い結果に終わってしまうケースに分かれることがあります。

中学受験では、学力だけではなく入試当日のお子様のコンディション(体調、気持ち、勢い)によっても合否が大きく左右されます。

「合格圏」」だった志望校にまさかの不合格もあれば、お試し受験からの合格で自信をつけて「実力相応」から「チャレンジ圏」の志望校に勢いに乗って全部合格ということもあります。

重要なのは、とにかくベストコンディションで第一志望校に臨めるようにすることと、親御さんは不測の事態に備えてあらかじめ様々なケースを想定した併願スケジュールを組んでおくこととなります。

私の息子のケースでは、1月のお試し受験で想定外の大失敗をして、その後の併願スケジュールを一部見直すことになりました(詳しくは下記を参照ください)。

【中学受験】我が家の中学受験その4 ~直前期から神奈川御三家合格まで~

親は動揺を見せずに対策を施し、本命校の受験前に「安全圏」だけれども第2志望の学校から合格をもらえていたことで、安心して自信をもって本命校の受験を迎えられたことが、良い結果を得られた要因と考えています。

お子様の性格や学力の伸び方(特に6年生後期)などで、作戦の立て方も変わってくると思いますが、後悔しない、失敗しない併願スケジュールを策定する一助になればと思い、併願スケジュール成功のために考えるべき戦略や秘訣についてまとめていきます。

併願スケジュール成功の秘訣

お試し受験をする

  • 「安全圏」の学校にまずお試し受験をして合格を得ることで、自信をもってその後の本命入試に臨めます。
  • お試し受験で本命入試のリハーサル効果を得ることで、例え失敗したとしても次の本命入試に対策を施すことで経験を生かすことができます。
  • お試し受験時に弱点分野に気づいた場合は、本命校入試前に最終チェックをすることができます。ただし、これは全ての受験校で行う必要はありません。頻出分野で気になった分野だけにとどめておき、終わった受験を振り返るより、次の試験を前向きな気持ちで臨めるようにしましょう。
  • お試し受験であえて難しい学校も同時に受験して、不合格も体験しておくことで気を引き締めるという荒療治もお子様の性格によっては効果がある場合があります。

「安全校」を入試スケジュール前半に組み入れる

  • とにかく本命校入試までに、通っても良い学校の合格を1つもっておくことで、ベストコンディションで臨むことができるようにすることが重要。1つの合格がお守りとなり、その後の入試での実力発揮につながります。
  • 特にプレシャーに弱い子の場合は、2月1日午後までに通っても良い学校の合格を1つ取るように、併願スケジュールを組みましょう。

  とにかく早めの合格がカギを握ります、1つの合格で流れが変わります。

複数回入試を活用する

  • 行きたい学校が複数回入試であれば、利用しない手はありません。複数回受験することで二回目の受験はリラックスして受験できるかもしれませんし、複数回受験すると熱望組ということで、合否ボーダーラインで優遇措置がある学校も多いです。
  • 問題の傾向も似ていますし、一回目入試で出た問題と類似した問題が二回目で出ることもありますので、対策が取りやすい面もあります。

あらゆるケースを予め想定しておく

  • 併願スケジュールを一旦組んだら、各学校で合格・不合格となったケースを双方想定して、その後の併願スケジュールをどのように変更していくかをシミュレートする。最悪のケースも想定して、ダブル出願が必要であれば出願しておく。
  • 我が家の場合も、最悪のケースを想定して複数回受験が可能なかなりの安全校にダブル出願しておきましたが、2/1の午前校の合格を取れたことで、結局受験することにはなりませんでし た。受験料は保険だと思って割り切りましょう。

入学手続/入学金納入期限に注意する

  • 本命校の合格発表前に、合格した学校の入学手続/入学金納入期限が来てしまう場合は、一旦収めておくしかありません。なるべくそうならない併願スケジュールを組めれば良いのですが、学校によってはどうしても間に合わないケースも出てくるかもしれません。その場合は必要経費だと思って割り切るしかありません。

やってはいけない併願スケジュール

お試し受験をしない

「合格しても入学しないから」といって、お試し受験しないのは危険です。

模試と本番は全く違います。

例え入学しない学校でも本気の受験生のなかでリハーサルできることは大きな経験となりますし、本命校受験時の緊張を減らすことにつながります。

「安全校を受験しない」

これは絶対に避けて下さい。

例え「安全校」の合格でも子どもにとっては自信となり、大切なお守りとなります。

頑張ってきた受験勉強の努力を無にしないためにも、絶対に合格を1つは確保して成功体験をさせてあげましょう。

同程度の偏差値の学校ばかり受け続ける。あるいは過去問を全くやっていない学校や説明会も行っていない学校も受けまくる。

校風や出題傾向を無視して偏差値だけで学校を判断して併願スケジュールを組んだり、全く考えてもいなかった学校に思いつきや噂から急に受験したりすることは避けましょう。

受験が始まると冷静に考えられなく危険もありますので、本番が始まってから思いつきで判断することのないようにあらかじめしっかりと併願校を検討し、スケジュールを組みましょう。

例えば、2月2日が本命校の受験なら、2月1日の午後受験はできるだけ避けるようにしましょう。

2月1日の午前と午後両方受験すると2月2日は疲れてしまって、万全の状態で臨むことが難しくなります。よほど体力・気力に自信がある場合を除いて、本命校の前日の午後はできるだけ空けることを心掛けましょう。

神奈川御三家を中心にした具体的な併願スケジュールについては、次の記事でまとめます。

 

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