はじめに
2020年9月4日発売の「プレジデントFamily(ファミリー)2020年秋号 勉強の遅れを取り戻せ」を紹介します。
まさに受験勉強が遅れている大学受験を控えた長女にあまりにもタイムリーな題名で、気になってKindle版を購入しました。
読んでみると中学受験向けのタイムリーかつ有益な記事が沢山あり、役に立つ内容でしたので、ぜひ紹介したいと思って掲載することにしました。
ここに掲載した記事以外にも中学受験に関連する記事がありますので、ぜひ手にとってご覧いただくことをお勧めします。
「集中できる家庭」の秘密 東大生235人の㊙テクニック
現役の東京大学の学生、大学院生にWEBアンケートを実施した結果です。有効回答数は235。
Q:目標設定のためにしていたことを教えてください。 → 1位:その日にやるべき勉強内容を書き出していた(56.6%) |
とにかく小さい目標で良いので、やるべきことを数値化、具体化することが大切です。
子供はとりかかるのが苦手ですが、やることがはっきりしていれば朝一でも始められます。
自分の頑張りを楽しく“見える化”してください。シールを使うというのは意外と有効です。
息子の場合は、その日にやることをホワイトボードに全て書き出しておいて、ひとつずつ消していくのが楽しそうでした。子供に達成感を持たせることができるようにしましょう。
Q:時間管理はどうしていましたか? → 1位:勉強のやるべきことに優先順位をつけていた(55.7%) Q:優先順位をつけ方は? → 1位:得意、苦手関係なく重要なものからやっていた(51.9%) |
ただし、時間の使い方は様々で、朝、単純な問題でウォーミングアップした人もいれば、ストップウォッチやタイマー上手に使っている人も多かった。
時間管理については、小学生のうちは親のサポートは不可欠かもしれません。
Q:勉強していた場所を教えて下さい。 →1位:リビング(ダイニングを含む)で勉強していた(41.7%) |
1位のリビングと勉強場所は特に決めずに、その時の気分で変えていたという回答が多数派を占めた。人の目があるとサボらない、誰かがいると安心するというのが理由のようだ。
そもそも勉強って孤独な作業なので、いつも周りに家族がいる環境で勉強させてあげましょう。
「親が近くにいたから勉強できた。褒め言葉や励まし安心感がある」という回答がありましたがまさしくコレ。
ただし、音楽やテレビは消す。パソコンのマウスやキーボードの操作音はうるさいので配慮してあげましょう。
Q:あなたの親は何をしてくれましたか? →1位:「勉強しなさいと言われたことがない」(83.4%) |
安心して勉強できる、集中できるかどうかは、親子の関係が安定していることが大事。
アンケートでは、「話をよく聞いてくれた」「叱るより褒めるタイプだ」など、子供を伸ばす理想的な親が多いが、驚きなのは8割以上が「勉強しなさい」と言われたことがないという点。
「勉強に口を出さずに放っておいてくれた。人に言われるとやる気がなくなるので良かった」など、自由にさせてくれたことに感謝する回答が多かった。
東大生の親のすごいところは、「勉強しなさい」とは言いませんが、実際は、「8時になったら漢字を30個書こうか」みたいな言い方で子供を誘導している。
声かけが上手で、上手くコントロールしているのだ。
Q:どんな気分転換をしていましたか? →1位:定期的に体を動かすなど運動していた(44.7%) |
集中するためには、上手に気分転換することも大事だ。
時間を決めてしっかり遊ぶときは遊ぶことでメリハリをつけることができようになります。
また、眠いときはたっぷり寝かせてあげましょう。(記事終了)
まとめ
これから遅れを取り戻して合格を勝ち取るためには、まずは勉強に集中できる環境を整えることが大切ということですね。
いかに集中して勉強する時間を積み上げるか。
そのためには子供が安心して勉強に取り組めるよう親子でコミュニケーションをとり、上手く子供にやらされ感を持たせないように目に見える小さな目標設定を行うこと、やるべき事を見える化して楽しく達成感を得ながら勉強を進めていくと良いということですね。
書くのは簡単ですが、実際やるのはなかなか難しいことだと思います。
みんな試行錯誤していると思いますので、工夫を重ねながら焦らずに進めてまいりましょう。
引き続き、次の記事でも「プレジデントFamily(ファミリー)2020年秋号 勉強の遅れを取り戻せ」の下記記事について紹介します。
いよいよ本題です。
【記事紹介】「プレジデントFamily(ファミリー)2020年秋号 勉強の遅れを取り戻せ」(後編)
- 『コロナ禍で見えた危機対応IT力がある中高一貫校』
- 『今年の志望校選びはどうしたらいいの』
- 『遅れてる子も大丈夫!秋からの逆転合格作戦』
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