【中学受験】悩める親御さんへ「頑張りすぎない勇気」も必要です

勉強法と親の関わり方

はじめに

「頑張りすぎない勇気も必要だよ」

ドラマ「受験の神様」のなかで、私の心にとても残っているセリフです。

ドラマ「受験の神様」は2007年に放送された、山口達也さん(元TOKIO)主演の「お受験」ドラマです。このドラマの主題歌はTOKIOの「未熟者」。。。

このドラマを思い出すと、山口さんには何とか頑張って欲しいなと思ってしまいます。

父子家庭と中学受験をテーマに、熱い親子愛や友情を描いた物語。

ちょっと古いドラマなのでご存じない方も多いかもしれません。

「頑張りすぎない勇気が必要」ってどういうこと?

「頑張りすぎない勇気」なんて甘いんじゃないの。

と思う方、中学受験に疲れている親御さん、疲れているお子様をもつ親御さんに、なぜそのセリフが私の心に残っているのかをお伝えし、エールを送りたいと思います。

 

ドラマのストーリー

主人公の梅沢勇は、中学受験をする父子家庭の父親で、元TOKIOの山口達也さんが演じています。

そんな梅沢家の家庭教師になるのが菅原道子。

「受験の神様」と言われている中学生の天才家庭教師で成海璃子さんが演じています。

中学生で家庭教師って現実にはあり得ないですが、すでに東京大学に合格できる学力をもち、ハーバード大学にも飛び級で入学できる実力の持ち主という設定です。

そして中学生にしてなぜか独り暮らししているという。

子供達には「ロボット女」と呼ばれ、感情のないマシンのように冷たい表情と言葉遣いで、決して笑顔を見せないキャラクターとなっています。

梅沢勇の息子広は小学6年生になって、友達に影響され、野球の強い私立中学を受験したいと突然言い出します。

ラグビーで大学も就職も突破してきた体育会系を地で行く勇は、中学受験の現実を知って愕然とします。

勉強のスタートが大幅に遅れているため、勇は体育会系のノリで根性論をかざし、無理な勉強計画を立てて、広に発破をかけ、家庭教師の道子にも協力を迫ります。

あえてそのまま無理な勉強させる道子。頑張り屋の広は食事もろくに取らずに徹夜をして、疲れ切ってしまいます。

そんなとき、勇は大学時代のラグビー部の後輩に仕事で再会します。

その後輩はラグビーの社会人チームの監督をしていて、勇が試合を応援していたときに選手に向かって「頑張るな。そのまま点を取らせろ」とあえて体力の消耗を押さえて、すんなりと相手チームにトライを取らせていました。

でも、試合には勝利。

勇は後輩に「頑張るなって指示はどういうことなの?」と質問をします。

すると彼は勇に向かって「先輩が大学時代に教えてくれたんじゃないですか。私はそれで救われたんです」と言われる。

彼は大学時代に怪我をしていたのに、大会前に無理に練習をしていました。

そのときに先輩の勇に「頑張りすぎるな。休むときはしっかり休め。あせるな」とたしなめられた話をしたのです。

最終目的を達成するためには、とにかく無理をしてがむしゃらに頑張れば良いというわけではなく、作戦をもって冷静にコツコツと進めていくことが大切だということです。

無理をしすぎてしまうと後の反動も怖いです。まだ素直で親のために頑張れる小学生だけになおさらです。

勇は自分のあせりや不安をかき消すために、子どもの広に無理な勉強計画を強いていることに気付き、広に「頑張りすぎない勇気も必要だ。あせらずマイペースでコツコツとやっていこう」と話しをすると、広はホッとして泣き崩れました。

このドラマはその後も中学受験にありがちな様々な苦難にぶつかり、「未熟者」の勇が色々とやらかしてしまいますが、そんな失敗を通じて、親子の成長、友達との友情の大切さを描いていきます。

不器用で未熟だけど、子どものことを思う勇の姿に感動を覚えながらも、最後までハラハラドキドキさせる話で楽しめました。

最近では、「二月の勝者」というマンガがドラマ化され(テレビ放送は延期)、話題になっています。

こちらの作品も怖いくらいにリアルで面白い内容となっていますのでお勧めなのですが、この「受験の神様」も子供と一緒に見て楽しんでいました。

「頑張りすぎない勇気」の意味

物事をいくらでも突き詰めれば一見成果を上げられそうですが、あまり突き詰めてしまうと追い詰められてしまい、どうしても苦しくなってしまいます。

余裕がなく、ストレスを抱えた状態が長くなってしまうとやはりどこかに支障をきたしてきます。

頭も働かなくなってきます。

もちろん頑張るには頑張るのですが、自分を客観視できる程度に余裕をもって進めたほうが、物事冷静に作戦をもって進められるのではないでしょうか。

まだ体力も気力もできあがっていない小学生に無理を強いると、必ず後で反動が来ます。

親が焦って不安だからといって、それをかき消すために子どもに必要以上に発破をかけたり、怒ったりするのは止めましょう。

絶対に逆効果です。

模試の結果にも一喜一憂せず、弱点がわかってラッキーくらいに捕らえて、結果を語るのではなく、子どものちょっとした頑張りや前向きな姿勢といったプロセスを見つけて、褒めて励ましてあげましょう。

淡々とやるべき事を親子で一緒に考え、一緒に戦っていくのです。

そうやって築いた親子の絆は絶対に将来簡単には崩れません。

中学受験で家庭や親子関係が壊れたり、子どものメンタルがやられてしまったりしては本末転倒です。

たかが中学受験です。

子どもの幸せや充実した人生を願って、中学受験を選んでいる家庭がほとんどだと思います。

本来の目的を常に忘れずに。

将来のためにも、頑張りすぎずに、余力を持って中学受験を突破して欲しいという思いから、この「中学受験を応援するブログ」を書いています。

中学受験を奨励しているのではありません。

「頑張りすぎない勇気」を持って、お子様を信じて、悔いの無い中学受験としていただくことを願ってやみません。

 

ドラマ「受験の神様」を見る方法

私が調べたところ、このドラマをオンデマンドで映像配信しているサービスは見当たりませんでした。

見るためには、DVDを購入するか、レンタルするかのどちらかの方法となります。

私はなぜかユーチューブにドラマがアップされていたのを、当時たまたま見つけてそれを見ていたのですが、今はもうアップされていません。

DVDーBOXを購入して、また見ようと思っています(でも中古かな(笑))。

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