我が子に合った中学受験塾を選ぼう

準備編

やはり大手集団塾がおすすめ

中学受験においては個別指導塾や中小塾ではなく、大手集団塾をお勧めします。

その理由は、下記2点です。

  1. 大手だけあって、長年積み重ねた中学受験合格のための確立した学習カリキュラムをもっており、志望校合格のための入試問題の傾向や対策のノウハウも持っている。
  2. 同じ環境の友達が周囲にいることで受験へのモチベーションを保つことができ、同じ目標を持つ多くのライバルと切磋琢磨できる。

関東においては、「SAPIX」「日能研」「四谷大塚」「早稲田アカデミー」が四大大手中学受験塾と言われています。大手の集団塾という点では同じですが、その指導方針やカリキュラムなどはそれぞれに特色があり、中身も様々でカラーが全く異なります。

大手集団塾は、一律のカリキュラムに沿って勉強は教えてくれますが、個別塾ではないので、それぞれの子供の特性や能力に合った教え方をしてくれるわけではありません。

なので、「伸び盛りの子供ができるだけ自然にかつ自立的に伸びる環境」として、それぞれの子供に合った塾を選ぶことが、結果的に最大限に子供の能力を伸ばすことができるのではないかと思います。

塾選びのコツはすばり子供の性格・特性に合った塾を選ぶことです。



我が子に合った塾はどこ?

先述した四大集団塾に、息子が通った栄光ゼミナールを加えた5つの中から、我が子に合った塾はどこなのか、選択するための判断基準を私の独断と偏見でまとめてみます。あくまでもご参考どまりです。

SAPIX

  • 御三家レベルの学校に何が何でも入りたい (御三家の合格実績NO.1)
  • 優等生で、処理能力が高い        (全体のレベルが高く、上位層に合わせた授業)
  • 競争が好きで、負けず嫌いである     (毎月成績でクラス替え)
  • 家庭学習を自分で進められる       (通塾の拘束時間が短めで、宿題多い)
  • 親が子供の勉強をフォローできる     (テキストが毎週配布されるため管理が大変。上位層に全て合わせて進められるため、ついていけないと家庭でのフォローが必要)
  • 学費は多少高めでも、授業とカリキュラムが良く、実績が良ければOK

(通塾日も一番少なく、拘束時間も短いが、学費は一番高い)

日能研

  • 志望校は中堅校~難関校である      (中堅校~難関校の合格実績が良い)
  • 大量の宿題は嫌だ            (他と比較して宿題は少なめ)
  • 処理能力は高くないが、じっくりと考えるのが好き (じっくり考えさせてコツコツ進める)
  • 競争好きで、負けず嫌いである      (クラス・座席は成績順)
  • 学費は安い方が良い           (四大塾のなかで一番安く、良心的)

四谷大塚

  • 志望校は難関校である          (難関校の合格実績が良い)
  • 未来のリーダを目指している       (教育理念が未来のリーダを育てること)
  • 真面目にコツコツと自学できる      (四大塾のなかで唯一自学での予習が必要)
  • 宿題はほどほどが良い          (宿題量は平均的)
  • 学費は高すぎなければ良い        (学費は四大塾のなかで平均的)

早稲田アカデミー

  • 志望校は難関校もしくは早慶付属である  (難関校、特に早慶付属の合格実績が良い)
  • 先生に発破をかけられれば頑張れる    (かなり熱血)
  • 受験は根性である。愚直に頑張れて多少の無理がきく   (体育会系で宿題も多い)
  • 学費は高くても、勉強はある程度塾に任せたい      (面倒見は良いが学費は高め)
  • コロナ禍でZoomによる双方向授業を実現 (オンラインと対面授業を選択可能)

栄光ゼミナール

  • 志望校は何が何でも難関校ではない。とにかく気に入ったところに行きたい

(自分のトップ校を目指そうが理念)

  • 自分のペースで受験勉強したい。あまり無理をしたくない
  • 習い事と両立したい

(少人数で面倒見が良く、各自のレベル・進度にある程度合わせてくれる)

  • 学費はやや高くても、勉強は塾に任せたい  (面倒見は良い。学費はやや高め)
  • 中学受験だけでなく、その先も大事である  (中学受験合格後に中学準備講座がある)

最後の決め手は?

どこの大手塾でも中学受験合格のためのノウハウがあり、カリキュラムやテキストも充実しています。どの塾でも勉強しなければ合格できませんし、勉強して能力を順調に伸ばせれば御三家に合格することもできます。

とにかく自分の子供の性格・特性に合った塾を選ぶことです。

同じ塾でも校舎・講師によってやり方に差があったり、合格実績に差があることもあります。

ですので、最後は実際に体験授業や面談をして、子供自身がなじめそうか、自分の子供と相性が合いそうな信頼できる講師がいるかどうかなど、自分の目で確かめて最終判断することが大切です。

 

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